
「事業計画」と聞くと、「難しそう・・・」「数字が苦手だから後回しにしている・・・」という声をよく聞きます。しかし、計画は決して完璧である必要はありません。むしろ、大切なのは“今よりちょっと先の未来をイメージする”こと。そして、その未来を形にするために、“今日から動ける小さな一歩”を決めることです。
本記事では、特別なスキルやツールがなくてもできる、シンプルで効果的な事業計画の作り方と、日々の管理のポイントをご紹介します。
ステップ1:たった「3つの数字」で未来をざっくり見通す👀
事業計画の出発点
事業計画の出発点は、次の3つの数字です。
- 今の売上(月商 or 年商)
- 半年~1年後に目指す売上(目標)
- 毎月かかる固定費(家賃・人件費・外注費など)
この3つが分かるだけで、「目標を達成するにはどのくらい売上を伸ばせばいいのか」「今の状態で利益はどのくらい残るのか」が大まかに見えてきます。さらに、「売上 = 顧客数 × 客単価 × 購買頻度」の考え方を取り入れると、具体的にどこを改善すべきかが明確になります。原価が発生するビジネスでは「売上 – 原価 = 粗利」も考慮するとより良いでしょう。
ステップ2:「行動計画」をカレンダー形式でつくる📅
月ごとの行動目標
計画を立てるだけでは、事業は動きません。数字の裏には「どんな行動で達成するか」が必ず必要です。
おすすめは、「月ごとの行動目標」をシンプルにカレンダー形式で整理する方法です。
例:
- 9月:既存顧客にアンケート送付、新商品企画開始
- 10月:DM・メルマガで新商品の告知、SNSキャンペーン実施
- 11月:営業先訪問・新規提案、年末需要の取り込み対策
このように、売上につながる行動を「見える化」することで、日々の業務が計画と結びつき、チームの動きにも一貫性が生まれます。
ステップ3:「紙1枚」か「Googleスプレッドシート」で管理すればOK📝
見やすく、実行しやすいものに
「事業計画=分厚い資料」と思われがちですが、実際には見やすく、実行しやすいことのほうがよっぽど大切です。
おすすめのスタイル
- A4用紙1枚に「目標数値」と「月ごとの行動予定」を並べる
- GoogleスプレッドシートやExcelで簡単な表をつくる
- 月に1度、社長自身がチェック&更新する(15分でOK)
- 信頼できる人に、定期的に報告する
継続のコツは、「シンプルに」「振り返りやすく」「誰でも共有できる」こと。必要以上に細かくしすぎないのがポイントです。また、誰かに説明、報告できない計画はそもそも実行・達成するのも難しいでしょう。定期的に信頼できる人に報告してアドバイスをもらうこともオススメです。
補助金・融資の計画書にもつながる🏦
このような簡易な事業計画は、実は補助金申請や銀行融資にも応用可能です。
創業融資や小規模事業者持続化補助金では、事業の目的や今後の見通し、収支の予測などを記入する欄があります。日常的に計画を持っていれば、これらの書類もスムーズに作成できます。
金融機関や補助金審査側が見ているのは「売上予測の正確さ」よりも、「再現性があり、実現できそうな内容か」「社長がきちんと事業に向き合っているか」といった点です。
まとめ:計画を“経営の習慣”に
事業計画は、当てるためではなく「進むための地図」です。
経営に正解はありませんが、「仮説を立てて動く→結果を見て修正する」というサイクルを習慣化できれば、経営の質は確実に上がります。また、事業計画は作って満足するのではなく、月次や年次で比較して振り返りを行うことも重要です。
ただ、難しく考える必要はありません。
まずは今日、A4用紙1枚に「今の売上」「目標」「やること」を書いてみましょう。それだけでも、明日の行動が変わります。
「数字が苦手」「計画が苦手」と思っていた社長ほど、この小さな一歩が大きな変化につながるでしょう。
また、ご希望があればオールグロースの専門家との無料相談もご案内可能です。社内・社長管理用から補助金・融資の申請用まで幅広くサポートしております。
監修:安田 宗一郎(公認会計士 / 税理士)
大手監査法人で法定監査業務、IPO業務に従事。
事業会社ではホビーメーカーの経営企画で上場準備を担当し新規上場を経験、ベンチャー企業の執行役員CFO等の業務に従事。
現在は、オールグロース会計事務所・株式会社オールグロースの代表として、税務顧問、財務・経理、M&Aや事業承継のコンサルティングを行う。最近のブームは、神社巡り。

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